2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問82 (鋼構造物塗装 問16)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問82(鋼構造物塗装 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

塗料の可使時間と希釈に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 可使時間は、塗料の種類や温度により異なるので、混合後の使用時間に十分注意する。
  • シンナーで希釈する場合は、定められた希釈率以上に希釈してはならない。
  • 多液形塗料は、混合後は徐々に反応して軟化するため、可使時間を超えて使用してはならない。
  • 過剰に希釈し粘度が低くなりすぎた塗料は、塗膜が薄くなって付着力低下の原因となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、多液形塗料の「可使時間」(ポットライフ)の概念、そして塗料の「希釈」に関する基本的な知識を問うものです。

各記述が、塗料の化学的・物理的特性、および安全かつ高品質な塗装作業を行うための原則に則っているかを判断することが重要です。

選択肢1. 可使時間は、塗料の種類や温度により異なるので、混合後の使用時間に十分注意する。

この記述は、可使時間の性質と管理の重要性を正確に表しており、適当です。

 

 

選択肢2. シンナーで希釈する場合は、定められた希釈率以上に希釈してはならない。

この記述は、塗料の希釈に関する基本的なルールとして正確であり、適当です。

 

選択肢3. 多液形塗料は、混合後は徐々に反応して軟化するため、可使時間を超えて使用してはならない。

この記述は適当ではありません。

 

多液形塗料が混合後に「軟化する」という点が誤りです。

実際には硬化反応が進み、粘度が上昇して硬くなります。

 

選択肢4. 過剰に希釈し粘度が低くなりすぎた塗料は、塗膜が薄くなって付着力低下の原因となる。

この記述は、過剰な希釈が塗膜に与える悪影響を正確に表しており、適当です。

まとめ

塗料の可使時間と希釈は、塗膜の性能を確保するために厳守すべき重要な管理項目です。

特に、これらの管理を怠った場合に生じる塗膜の欠陥や性能低下について理解しているかが、解答の鍵となります。

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02

この問題は塗装を実施するうえで、その塗料を使用できる時間と希釈する場合の注意事項について知識を問うものです。

多液形の塗料の性質に関する問題は頻出しますので確実に抑えておきましょう。

選択肢1. 可使時間は、塗料の種類や温度により異なるので、混合後の使用時間に十分注意する。

設問のとおりです。

塗料の種類によって可使時間は異なります。

また温度によって硬化する早さも変わってきます。

一般的に温度が高いほど化学反応が進みやすいため、可使時間は短くなります。

選択肢2. シンナーで希釈する場合は、定められた希釈率以上に希釈してはならない。

設問のとおりです。

塗料によって希釈倍率が規定されています。

希釈率以上にに希釈すると薄くなるので、塗膜の膜厚や耐久性などが確保できなくなります。

選択肢3. 多液形塗料は、混合後は徐々に反応して軟化するため、可使時間を超えて使用してはならない。

不適当です。

「軟化する」という部分が誤りです。

軟化ではなく「硬化」します。

塗料は化学反応が進むことで硬化するので、可使時間内に塗布を完了する必要があります。

選択肢4. 過剰に希釈し粘度が低くなりすぎた塗料は、塗膜が薄くなって付着力低下の原因となる。

設問のとおりです。

塗膜厚が薄くなることで、付着力も低下します。

まとめ

塗料は時間とともに化学反応により硬化します。

また、その硬化速度は温度が高いほど早く進みます。

そのため、一定の硬化が進むまでに、可使時間内に塗装を完了する必要があります。

以上のポイントをしっかり抑えておきましょう。

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