2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問30 (土木 問30)
問題文
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問30(土木 問30) (訂正依頼・報告はこちら)
- (イ)基礎工 (ロ)根固工 (ハ)表法被覆工
- (イ)根固工 (ロ)基礎工 (ハ)波返し工
- (イ)基礎工 (ロ)根固工 (ハ)波返し工
- (イ)根固工 (ロ)基礎工 (ハ)表法被覆工
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、傾斜型海岸堤防を構成する主要な部材の名称について問うものです。
各部材がどのような役割を担っているかを理解し、図中の記号と名称を正しく結びつけることが重要です。
誤りです。
適当な組み合わせです。
図中の(イ)は、堤防の最下部、特に海側に位置し、波の力を和らげたり、堤防基礎部の洗掘を防いだりする役割を持つ「根固工」です。
次に、(ロ)は堤防の安定を確保するために、堤防基礎の下部に設けられる「基礎工」です。
そして、(ハ)は、堤防上部に設置され、波が堤防を乗り越えるのを防ぐ役割を持つ「波返し工」です。
誤りです。
誤りです。
この問題のポイントは、海岸堤防の各部材の役割と名称を正確に覚えているかどうかです。
特に、海側に位置して堤防の足元を保護する「根固工」、堤防の安定を支える「基礎工」、そして波の乗り越しを防ぐ「波返し工」というように、各部材の機能と位置関係をしっかりと結びつけて理解しておくことが重要です。
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02
適当なのは、「(イ)根固工 (ロ)基礎工 (ハ)波返し工」の組合せです。
図では、海側の斜面の根本にある石積み部分が根固工、そのすぐ陸側にあるコンクリートの土台が基礎工、堤防の上部で海側に反り返った部分が波返し工を表しています。
この組合せでは、
・(イ)を基礎工
・(ロ)を根固工
・(ハ)を表法被覆工
としています。
しかし、図の(イ)は海側斜面のいちばん下の部分に置かれた石やブロックで、斜面の足元を洗掘から守る役割があります。
これは根固工の特徴です。
また、(ロ)は堤体の海側下部にあるコンクリートの土台部分で、上に載る構造を支える基礎工と考えるのが自然です。
さらに、(ハ)は堤防上部が海側に反り返っている形状で、これは波返し工の典型的な形です。
したがって、この組合せは位置と名称が入れ替わっており、適当ではありません。
この組合せが図と名称の対応が正しいものです。
・(イ)根固工
海側斜面のいちばん下にある石やブロックのかたまりです。
波や流れによって堤防の足元がえぐられないように、斜面の根元を安定させる工事が根固工です。
図の位置と役割がよく一致します。
・(ロ)基礎工
堤体の海側下部にあるコンクリートの台座のような部分です。
堤防本体や被覆工を支え、荷重を地盤に伝える土台(基礎)の役割を持ちます。
図の(ロ)の位置は、まさにその土台部分なので基礎工と考えるのが自然です。
・(ハ)波返し工
堤防上部の海側に向かってくるりと反り返った形の部分です。
打ち上がった波を海側に跳ね返し、越波を減らすための構造で、これを波返し工と呼びます。
図でも、堤防のてっぺんで海側に反り返っている部分に矢印(ハ)が付いているので、波返し工と判断できます。
以上から、この選択肢が図と説明の組合せとして適当です。
この組合せでは、(イ)と(ロ)が逆になっています。
・(イ)は斜面の足元を守る石積み部分なので、根固工に対応します。
・(ロ)は堤体を支えるコンクリートの土台なので、基礎工に対応します。
(ハ)を波返し工としている点は合っていますが、(イ)と(ロ)が入れ替わっており、全体としては正しい組合せになっていません。
この組合せでは、(イ)と(ロ)は正しく対応できていますが、(ハ)を表法被覆工としています。
表法被覆工は、一般に堤防の海側斜面全体に張り付いているコンクリート板やブロックを指します。
一方、図の(ハ)は斜面ではなく、上端で海側に大きく反り返った部分で、波を跳ね返す形状になっています。
これは波返し工の典型的な形です。
したがって、(ハ)を表法被覆工とするのは適切ではありません。
傾斜型海岸堤防の主な部材は、次のように覚えておくと整理しやすいです。
・海側斜面の足元を守る石やブロック:根固工
・堤体や被覆工を支える土台部分:基礎工
・斜面表面を覆って波から守る:表法被覆工
・上端で海側に反り返り、波を跳ね返す:波返し工
今回の図では、
「(イ)根固工/(ロ)基礎工/(ハ)波返し工」という対応になっていました。
位置と形をイメージしながら名称を覚えておくと、図を見た瞬間に判断しやすくなります。
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