2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問41 (土木 問41)
問題文
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問41(土木 問41) (訂正依頼・報告はこちら)
- 施工計画の作成を行わなければならない。
- 工程管理や品質管理を行わなければならない。
- 下請契約書の作成を行わなければならない。
- 施工に従事する者の技術上の指導監督を行わなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、建設業法に定められている、工事現場に配置される主任技術者または監理技術者の職務内容について問うものです。
これらの技術者は、工事の品質、安全、工程を適正に管理し、円滑な施工を確保する役割を担っています。
該当します。
該当します。
該当しません。
主任技術者及び監理技術者は、工事の技術的な管理を行うのが職務です。
該当します。
この問題のポイントは、主任技術者及び監理技術者の職務が「技術的な管理」に限定されるという点を理解しているかどうかです。
施工計画、工程・品質管理、技術指導監督は技術者の職務ですが、下請契約書の作成といった契約・法務的な業務は職務には含まれません。それぞれの職務範囲を正確に区別しておくことが重要です。
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02
誤っているのは、「下請契約書の作成を行わなければならない。」という記述です。
主任技術者・監理技術者の主な職務は、施工計画の作成・工程管理・品質管理・技術上の指導監督など、工事の技術的な管理に関するものです。
契約書の作成は、元請業者の事務・契約担当の仕事であり、主任技術者・監理技術者の法定の職務には含まれません。
主任技術者・監理技術者には、工事を適切に進めるために、施工計画を作成する役割があります。
・どの順番で作業するか
・どのような工法・機械を使うか
・安全面や品質面でどんな点に注意するか
といった内容をまとめるのが施工計画です。
建設業法および関係省令で、主任技術者・監理技術者は工事施工計画の作成などを行うこととされているため、この記述は職務内容と合っています。
これも、主任技術者・監理技術者の代表的な職務です。
・工程管理
→工事が予定どおり進むように、作業順序や日程を調整することです。
遅れが出そうな場合は、作業方法を見直したり、要員や機械を増やしたりします。
・品質管理
→設計図書や仕様書どおりの品質になるように、材料や施工方法・出来形などを確認・記録することです。
主任技術者・監理技術者は、現場に常駐してこれらの管理を行う立場ですので、この記述は建設業法上の職務と一致します。
この記述が誤っている内容です。
・下請契約書の作成や締結は、元請業者の事業主や契約担当者が行うべき事務的・経営的な仕事です。
・主任技術者・監理技術者の職務は、あくまで工事の技術的な部分の管理であり、
- 施工計画
- 工程・品質・安全管理
- 作業方法の決定
- 施工に従事する者の技術上の指導監督
などが中心です。
契約そのものを取り扱うことまでは、建設業法上の「主任技術者・監理技術者の職務」には含まれていません。
そのため、「下請契約書の作成を行わなければならない」としている点が誤りになります。
これも主任技術者・監理技術者の重要な職務です。
現場で実際に作業を行う作業員や下請業者に対して、
・図面・仕様どおりの施工になっているか
・安全に作業できる方法になっているか
・必要な技術的注意点が守られているか
を確認しながら、技術的な面での指導や監督を行います。
建設業法では、主任技術者・監理技術者は「施工に従事する者の技術上の指導監督」を行うこととされており、この記述は職務内容と合っています。
主任技術者・監理技術者の職務は、まとめると次のような技術管理の仕事です。
・施工計画の作成
・工程管理・品質管理・安全管理
・作業方法の決定
・施工に従事する者の技術上の指導監督
一方、
・下請契約書の作成
・工事代金の支払い条件の決定
・見積書・契約書の事務処理
などは、会社としての契約・経営に関わる仕事であり、主任技術者・監理技術者の法定職務とは別の領域です。
試験では、「技術的な管理」と「事務・契約上の仕事」を区別して考えると、誤りの選択肢を見つけやすくなります。
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