2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問62 (土木 問62)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問62(土木 問62) (訂正依頼・報告はこちら)

下図のネットワーク式工程表について記載している下記の文章中の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Hは作業内容、数字は作業日数を表す。

・( イ )及び( ロ )は、クリティカルパス上の作業である。
・作業Hの最早開始時刻は、( ハ )である。
・この工程全体の工期は、( ニ )である。
問題文の画像
  • (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)18日  (ニ)22日間
  • (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)20日  (ニ)22日間
  • (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)18日  (ニ)23日間
  • (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)20日  (ニ)23日間

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、提示されたネットワーク式工程表を読み解き、以下の3つの要素を正確に特定する能力を問うものです。

 

クリティカルパス上の作業: 工程全体の工期を決定する、最も時間の余裕がない一連の作業経路。

特定の作業の最早開始時刻: その作業を最も早く開始できる時刻。

工程全体の工期: 全ての作業を完了するのに必要な最短日数。

 

ネットワーク式工程表の計算(最早結合点時刻、最遅結合点時刻、作業余裕時間の算出)を正確に行うことが解答の鍵となります。

選択肢1. (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)18日  (ニ)22日間

適当な組み合わせではありません。

選択肢2. (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)20日  (ニ)22日間

適当な組み合わせではありません。

選択肢3. (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)18日  (ニ)23日間

適当な組み合わせではありません。

選択肢4. (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)20日  (ニ)23日間

適当な組み合わせです。

 

クリティカルパス ⓪→①(5日)→③(7日)→⑤(8日)→⑥(3日) よって、B・Eはクリティカルパスの作業ということが分かります。

 

作業Hの最早開始時刻(20日) ⓪→①(5日)→③(7日)→⑤(8日)→⑥(H作業)

 

この工程全体の工期(23日)  ⓪→①(5日)→③(7日)→⑤(8日)→⑥(3日)

まとめ

ネットワーク式工程表の計算は、最早結合点時刻の順計算と最遅結合点時刻の逆計算を正確に行うことが重要です。

 

最早開始時刻・工期の算出:

各イベント(結合点)の最早結合点時刻は、そのイベントに到達する最も長い経路の所要日数となります。

最終イベントの最早結合点時刻が、工程全体の工期です。

 

クリティカルパスの特定:

クリティカルパスは、最早結合点時刻と最遅結合点時刻が一致するイベント、およびそれに挟まれた作業から構成される経路です。

言い換えれば、余裕時間がゼロの作業が連なる経路です。

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02

ネットワーク式工程表の読み方を問われる設問は頻出されます。

用語と解き方をしっかりと理解しましょう。

 

今回の設問にある用語

クリティカルパス:ネットワーク式工程表で最も合計が大きく(工期が長く)なるルート

最速開始時刻:その作業に最も早く取り掛かれる日数

全体工期=クリティカルパス

 

(イ)(ロ)について考えましょう。

そのために、まずはクリティカルパスを求めます。

⓪から⑥までで一番合計日数が多いルートを探すと

⓪→①→③→⑤→⑥

(作業A→B→E→H)となります。

よって答えはそれぞれ選択肢の中で当てはまるものは(イ)作業B(ロ)作業E となります。

 

ちなみに、ネットワーク式工程表中の点線矢印はダミーと言い、工程0日で矢印の先の作業に移ることができます。

 

次に(ハ)について考えましょう。

作業Hの最速開始時刻を解く際の注意事項です。

最も短いルートは、⓪→①→④→⑤の18日ですが、作業Hに取り掛かるには、作業Eを完了している必要があります。

つまり、作業Hに取り掛かることができる最も早いルートは⓪→①→③→⑤の20日となります。

よって、作業Hの最速開始時刻は20日となります。

 

最後に(ニ)について考えましょう。

工程全体の工期はクリティカルパスとなりますので前述のとおり23日です。

選択肢1. (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)18日  (ニ)22日間

誤りです。

(イ)(ロ)(ハ)(ニ)が不適当です。

選択肢2. (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)20日  (ニ)22日間

誤りです。

(イ)(ロ)(ニ)が不適当です。

選択肢3. (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)18日  (ニ)23日間

誤りです。

(ハ)が不適当です。

選択肢4. (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)20日  (ニ)23日間

適当です。

まとめ

設問の(ハ)は間違えやすい問題内容です。

頻出問題ですので、しっかりと内容を理解して、確実に点数を取りましょう。

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03

正しい組合せは、(イ)作業B、(ロ)作業E、(ハ)20日、(ニ)23日間です。

開始から終了までの経路のうち、合計日数が最も長い経路がクリティカルパスです。

この図では、作業A、作業B、作業E、作業Hを通る経路がクリティカルパスとなります。

選択肢1. (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)18日  (ニ)22日間

正しい組合せではありません。

クリティカルパスは、作業A、作業B、作業E、作業Hを通る経路です。

そのため、作業Cと作業Fはクリティカルパス上の作業ではありません。

作業Hは、作業Eなどの先行作業がすべて終わらなければ開始できません。

作業Eが終わる時刻は、5日+7日+8日=20日となるため、最早開始時刻は18日ではありません。

工程全体の工期も22日間ではなく、23日間です。

選択肢2. (イ)作業C  (ロ)作業F  (ハ)20日  (ニ)22日間

正しい組合せではありません。

作業Hの最早開始時刻を20日としている点は合っています。

しかし、クリティカルパス上にあるのは作業Cと作業Fではなく、作業Bと作業Eです。

また、クリティカルパスの合計は、5日+7日+8日+3日=23日となるため、工程全体の工期を22日間としている点も誤りです。

選択肢3. (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)18日  (ニ)23日間

正しい組合せではありません。

作業Bと作業Eはクリティカルパス上の作業であり、工程全体の工期を23日間としている点も合っています。

しかし、作業Hの最早開始時刻は18日ではありません。

作業Hを開始するには、作業Eなどの先行作業がすべて完了している必要があります。

作業Eが完了するのは、作業Aの5日、作業Bの7日、作業Eの8日を合計した20日後です。

そのため、作業Hの最早開始時刻は20日です。

選択肢4. (イ)作業B  (ロ)作業E  (ハ)20日  (ニ)23日間

正しい組合せです。

開始から終了までの経路のうち、最も日数が長いのは、作業A、作業B、作業E、作業Hを通る経路です。

したがって、作業Bと作業Eはクリティカルパス上の作業です。

作業Hの最早開始時刻は、作業Hより前の作業日数を合計して求めます。

5日+7日+8日=20日

そのため、作業Hを最も早く開始できるのは20日後です。

さらに、作業Hの3日を加えると、工程全体の工期は次のようになります。

20日+3日=23日間

まとめ

クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち、合計日数が最も長い経路です。

この図では、作業A、作業B、作業E、作業Hを通る経路がクリティカルパスとなります。

作業Hの最早開始時刻は、先行する作業A、作業B、作業Eの合計である20日です。

これに作業Hの3日を加えるため、工程全体の工期は23日間となります。

最早開始時刻を求めるときは、その作業の前に必要なすべての作業が終わっているかを確認することが大切です。

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