2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問131 (薬液注入 問18)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問131(薬液注入 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

現場注入試験に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 現場注入試験は、施工実績の乏しい場合や重要度の高い工事においては、現場に適した施工方法を選定するために行う。
  • 現場注入試験の試験結果は、土質条件や地下水条件等その現場固有の事情に沿った結果である。
  • 現場注入試験の項目には、注入孔間隔、注入速度、注入圧力、改良特性等があり、全ての項目について試験を実施しなければならない。
  • 現場注入試験によって、設計内容や条件明示項目と異なった結果が得られた場合は、試験注入の結果に沿った計画への変更が必要となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、薬液注入工事における現場注入試験の目的や内容、その結果の取り扱いについて問うものです。

 

 注入工事は地盤の状況に大きく左右されるため、事前の試験を通じて、その現場に最適な施工方法を確立することが求められます。

選択肢1. 現場注入試験は、施工実績の乏しい場合や重要度の高い工事においては、現場に適した施工方法を選定するために行う。

適当な記述です。

選択肢2. 現場注入試験の試験結果は、土質条件や地下水条件等その現場固有の事情に沿った結果である。

適当な記述です。

選択肢3. 現場注入試験の項目には、注入孔間隔、注入速度、注入圧力、改良特性等があり、全ての項目について試験を実施しなければならない。

誤りです。

 

現場注入試験の項目には、注入孔間隔、注入速度、注入圧力、改良特性など様々な項目がありますが、全ての項目について試験を実施する必要はありません。

選択肢4. 現場注入試験によって、設計内容や条件明示項目と異なった結果が得られた場合は、試験注入の結果に沿った計画への変更が必要となる。

適当な記述です。

まとめ

この問題のポイントは、現場注入試験が、あくまで「本工事のための最適な条件を把握する」ことを目的としているという点を理解しているかどうかです。

 

そのため、工事の目的や規模に合わせて試験項目を絞り込むことができ、「全ての項目を必ず実施しなければならない」という厳格な義務はないことを正確に把握しておくことが重要です。

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02

参考:https://www.pref.toyama.jp/documents/14015/08yakutyusisin.pdf

  (薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針)


 

選択肢1. 現場注入試験は、施工実績の乏しい場合や重要度の高い工事においては、現場に適した施工方法を選定するために行う。

〇正しい記述です。

現場注入試験は、地盤改良工事の計画段階において、対象地盤に適した注入工法、材料、注入率、圧力、速度などを決定するために実施される実地試験です。

この試験により、設計通りの強度増加や止水効果(透水性の減少)が達成できるかを確認し、施工時のトラブルを回避する目的があります。

選択肢2. 現場注入試験の試験結果は、土質条件や地下水条件等その現場固有の事情に沿った結果である。

〇正しい記述です。

現場注入試験の結果は、主に地盤の改良効果(強度増加・透水性減少)と注入の施工管理(浸透範囲・圧力)の観点から判定・評価されます

実際の工事においては、試験注入の結果に基づき、本工事の配合や注入速度、圧力を修正する「設計変更」の判断材料とされます。

選択肢3. 現場注入試験の項目には、注入孔間隔、注入速度、注入圧力、改良特性等があり、全ての項目について試験を実施しなければならない。

×記述は誤りです。

必ずしも全ての項目について実施しなければならないわけではありません。

実務上は「設計や周辺環境への影響を担保するために必要な項目をピックアップして実施する」のが通例です。

現場注入試験の内容は、工事の目的、規模、地盤の複雑さ、および過去の実績(類似データ)に基づいて合理的に決定されます。

選択肢4. 現場注入試験によって、設計内容や条件明示項目と異なった結果が得られた場合は、試験注入の結果に沿った計画への変更が必要となる。

〇正しい記述です。

現場注入試験(試験注入)の最大の目的は「設計の妥当性を確認すること」にあります。

もし試験結果が設計時と食い違った場合、そのまま施工すると改良不足や地盤の隆起、薬液の逸走などの事故につながるため、計画の修正が不可欠です。

実務上は、試験結果を監督員(施主)に報告し、協議の上で設計変更(変更契約)の手続きを進めるのが一般的な流れです。

まとめ

現場注入試験における判断のポイントは、

 

①小規模・実績重視の場合

過去に近接地で同等の地盤・工法でのデータが十分にある場合は、一部の試験(注入孔間隔の確認など)を省略し、注入圧や注入速度の確認といった「施工管理値の設定」に絞ることもあります。

②大規模・難工事の場合

設計の妥当性を厳格に評価する必要があるため、ご質問にある項目(間隔・速度・圧力・改良特性)をフルセットで実施するのが一般的です。

③指針の考え方

日本薬液注入協会などの指針でも、試験の目的(浸透状況の確認なのか、強度確認なのか等)に応じて必要な項目を選定することを推奨しています。

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03

現場注入試験に関する問題です。

選択肢1. 現場注入試験は、施工実績の乏しい場合や重要度の高い工事においては、現場に適した施工方法を選定するために行う。

正しいです。

選択肢2. 現場注入試験の試験結果は、土質条件や地下水条件等その現場固有の事情に沿った結果である。

正しいです。

選択肢3. 現場注入試験の項目には、注入孔間隔、注入速度、注入圧力、改良特性等があり、全ての項目について試験を実施しなければならない。

間違いです。現場注入試験は、設計内容や現場条件に応じて適切な工法を選定するために行われます。そのため、全ての項目について試験を実施しなければならないわけではありません。現場の状況や目的によって必要な項目を選定する必要があります。

選択肢4. 現場注入試験によって、設計内容や条件明示項目と異なった結果が得られた場合は、試験注入の結果に沿った計画への変更が必要となる。

正しいです。

まとめ

現場注入試験は、設計内容や現場条件に応じて適切な工法を選定するために行われます。現場条件に応じて、という点について、注意しておきましょう。

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