2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問158 (薬液注入 問45)
問題文
・注入圧力は、注入形態、注入効果並びに( イ )、安全に与える影響が大きく注入工事における重要な管理項目である。
・注入圧力は、原則として土かぶり圧、間隙水圧、構造物等によって許容される( ロ )でなければならない。
・砂質土に対する注入の場合、注入速度は遅い方が注入圧力も低く( ハ )になりやすいが、施工性及び経済性の面でむやみに低く設定することは問題がある。
・粘性土に対する注入の場合、注入速度は急激な( ニ )の上昇や地盤隆起を防止するためには、経済性の許す範囲内で低く設定することが望ましい。
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問158(薬液注入 問45) (訂正依頼・報告はこちら)
・注入圧力は、注入形態、注入効果並びに( イ )、安全に与える影響が大きく注入工事における重要な管理項目である。
・注入圧力は、原則として土かぶり圧、間隙水圧、構造物等によって許容される( ロ )でなければならない。
・砂質土に対する注入の場合、注入速度は遅い方が注入圧力も低く( ハ )になりやすいが、施工性及び経済性の面でむやみに低く設定することは問題がある。
・粘性土に対する注入の場合、注入速度は急激な( ニ )の上昇や地盤隆起を防止するためには、経済性の許す範囲内で低く設定することが望ましい。
- (イ)工期 (ロ)最大圧力以下 (ハ)浸透注入 (ニ)間隙水圧
- (イ)工期 (ロ)最小圧力 (ハ)割裂注入 (ニ)地下水位
- (イ)環境保全 (ロ)最大圧力以下 (ハ)浸透注入 (ニ)間隙水圧
- (イ)環境保全 (ロ)最小圧力 (ハ)割裂注入 (ニ)地下水位
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この過去問の解説 (2件)
01
薬液注入工法における注入速度および注入圧力に関する問題です。
間違いです。
間違いです。
正しい組み合わせです。
(イ)環境保全: 注入圧力が高いと、薬液が想定外の範囲に漏れ出し、地下水や周辺環境を汚染する可能性があるため、環境保全は安全管理上、非常に重要な項目です。
(ロ)最大圧力以下: 注入圧力は、地盤の破壊や周辺構造物への悪影響を防ぐため、土かぶり圧や間隙水圧などを考慮して設定される許容最大圧力を超えてはなりません。
(ハ)浸透注入: 砂質土のような透水性の良い地盤では、比較的低い圧力でゆっくりと薬液を注入し、土の粒子間の隙間に浸透させて固化させる「浸透注入」が基本となります。
(ニ)間隙水圧: 粘性土のような透水性の低い地盤に急激に薬液を注入すると、薬液が浸透できずに地盤内の間隙水圧が急上昇し、地盤隆起を引き起こす原因となります。
間違いです。
よく問われる用語群のため、各用語について、しっかりと把握しておきましょう。
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02
この問題は、薬液注入工事において重要な管理項目である注入圧力と注入速度について、その設定の原則や影響因子を問うものです。
注入圧力や速度は、注入形態、注入効果、さらには周辺環境や安全にも大きな影響を与えるため、慎重な検討と管理が求められます。
誤りです。
誤りです。
適当な組み合わせです。
(イ)について、注入圧力は、注入形態や注入効果だけでなく、「環境保全」や安全にも大きな影響を与える重要な管理項目です。過剰な注入圧力は地盤隆起や薬液の漏出を引き起こす可能性があるため、「工期」よりも環境保全の方が適切な語句です。
(ロ)について、注入圧力は、地盤を破壊しないよう、土かぶり圧や構造物等によって許容される「最大圧力以下」に設定しなければなりません。
(ハ)について、砂質土への注入では、注入速度を遅くすると、注入圧力が低く保たれ、薬液が地盤の間隙にゆっくりと浸透する「浸透注入」になりやすくなります
(ニ)について、粘性土への注入では、注入速度が速すぎると地盤中に過剰な圧力がかかり、間隙水圧が急激に上昇して地盤隆起を引き起こす原因となります。
誤りです。
この問題のポイントは、注入圧力と注入速度が、「環境保全」と「安全」に大きな影響を与えることを理解しているかどうかです。
特に、注入圧力は許容される「最大圧力以下」に設定し、砂質土では「浸透注入」を目指すために注入速度を遅く設定すること、そして粘性土では「間隙水圧」の急上昇を防ぐために注入速度を制御するという、各項目間の関係性を正確に把握しておくことが重要です。
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