2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問36 (土木(ユニットC) 問20)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問36(土木(ユニットC) 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

下水道管渠の更生工法に関する下記の(イ)、(ロ)の説明とその工法名の次の組合せのうち、適当なものはどれか。

(イ)既設管渠より小さな管径で工場製作された二次製品を牽引挿入し、間隙にモルタル等の充塡材を注入することで更生管渠を構築する。
(ロ)既設管渠内に表面部材となる硬質塩化ビニル樹脂材等をかん合し、その樹脂パイプと既設管渠との間隙にモルタル等の充塡材を注入することで更生管渠を構築する。
  • (イ)さや管工法  (ロ)製管工法
  • (イ)形成工法   (ロ)製管工法
  • (イ)製管工法   (ロ)形成工法
  • (イ)さや管工法  (ロ)形成工法

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、下水道管渠の更生工法の代表的な二つの工法について、その原理を説明し、適切な工法名の組合せを問うものです。 

 

各工法がどのような材料と手順で管を更生させるのか、その特徴を正確に把握しておくことが重要です。

選択肢1. (イ)さや管工法  (ロ)製管工法

適当です。

選択肢2. (イ)形成工法   (ロ)製管工法

誤りです。

選択肢3. (イ)製管工法   (ロ)形成工法

誤りです。

選択肢4. (イ)さや管工法  (ロ)形成工法

誤りです。

まとめ

(イ)について、「既設管渠より小さな管径で工場製作された二次製品を牽引挿入し、間隙にモルタル等の充塡材を注入することで更生管渠を構築する」とあります。これは、工場で製作された新しい管(さや管)を既設管内に挿入し、隙間を充填材で埋める工法であり、「さや管工法」の原理を説明しています。 

 

(ロ)について、「既設管渠内に表面部材となる硬質塩化ビニル樹脂材等をかん合し、その樹脂パイプと既設管渠との間隙にモルタル等の充塡材を注入することで更生管渠を構築する」とあります。これは、既設管内で新しい管を組み立てていく工法であり、「製管工法」の原理を説明しています。 

 

したがって、正しい組合せは、「(イ)さや管工法、(ロ)製管工法」となります。

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02

下水道管渠の更生工法に関する問題です。

選択肢1. (イ)さや管工法  (ロ)製管工法

正しいです。
(イ)は牽引挿入というキーワードから、引き込む工法であるさや管工法が適切です。
(ロ)は充填剤の注入というキーワードから、充填剤を注入する工法である製管工法が適切です。

選択肢2. (イ)形成工法   (ロ)製管工法

間違いです。

選択肢3. (イ)製管工法   (ロ)形成工法

間違いです。

選択肢4. (イ)さや管工法  (ロ)形成工法

間違いです。

まとめ

各工法におけるキーワードをしっかりと理解しておきましょう。

参考になった数7

03

この問題は、下水道管渠の更生工法のうち、「さや管工法」「製管工法」「形成工法」の

それぞれの特徴を正しく理解できているか問われています。

各工法がどのような特徴があるのかを明確にしておくことが必要となります。

選択肢1. (イ)さや管工法  (ロ)製管工法

適当です。

選択肢2. (イ)形成工法   (ロ)製管工法

誤りです。

選択肢3. (イ)製管工法   (ロ)形成工法

誤りです。

選択肢4. (イ)さや管工法  (ロ)形成工法

誤りです。

まとめ

この問題を解くためには、各更生工法のキーワードを覚えておくことが有効です。

・さや管工法: 工場製作した管を牽引挿入するのが最大の特徴です。

 既設管という「さや」の中に、新しい管を納めるイメージで覚えるとよいでしょう。

・製管工法:既設管渠の中で硬質塩化ビニル樹脂材等」を「かん合」(かみ合わせ)させて新しい管を組み立て、その後に「間隙にモルタル等の充塡材を注入」するのが特徴です。「現場で管を組み立てる」という点が他の工法との大きな違いです。

 

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