2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(後期)
問81 (鋼構造物塗装 問15)
問題文
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和7年度(後期) 問81(鋼構造物塗装 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
- 塗装を塗り重ねる場合の塗装間隔は、付着性を良くし良好な塗膜を得るために重要な要素であることから、塗料の種類によらず一定の間隔を守る必要がある。
- やむを得ず塗装間隔が超過した場合は、サンドペーパーによる面粗しを行って付着性を確保する方法があるが、その場合は事前に付着力の確認が必要である。
- 塗装間隔が短く、塗料の乾燥が不十分のうちに次層の塗料を塗り重ねた場合は、下層塗膜中の溶剤の蒸発によって上層塗膜に泡や膨れが生じることがある。
- 塗装間隔が短いと下層の未乾燥塗膜は、塗り重ねた塗料の溶剤によって膨潤して、しわが生じやすくなる。
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この過去問の解説 (2件)
01
鋼橋の長寿命化において、塗装は「腐食から守る鎧」のような役割を果たします。
しかし、ただ塗れば良いわけではなく、各層がしっかり密着するためには「塗り重ね間隔」の管理が極めて重要です。
【不適当】
「塗料の種類によらず一定の間隔」という点が誤りです。
塗り重ね間隔は、使用する塗料の主成分(エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂など)や乾燥メカニズム、さらには施工時の気温や湿度によって大きく異なります。
例えば、冬場と夏場では乾燥速度が違うため、同じ塗料でも指定される間隔は変わります。
【適当】
塗装間隔が長すぎると、下層の塗膜が硬化しすぎてしまい、次層との物理的な食いつきが悪くなります。
そのため、サンドペーパー等で表面を荒らす(足付け)処置は適切です。
【適当】
下層の溶剤が抜け切る前に上を塞いでしまうと、逃げ場を失った溶剤がガスとなり、上層を押し上げて泡や膨れを発生させます。
【適当】
下層が柔らかい状態で上層を塗ると、上層の溶剤が下層を侵して膨潤させ、表面にちりめん状の「しわ」が生じます。
鋼橋塗装の品質を確保するために、以下の3点を意識することが重要です。
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02
適当でないのは、「塗装間隔は、塗料の種類によらず一定の間隔を守る必要がある」という記述です。
塗重ね間隔は、塗料の種類(樹脂や硬化方式)や気温・湿度で変わるため、一律の間隔ではなく、塗料ごとの規定(仕様書)に従うのが基本です。
適当ではありません。
塗装の塗重ね間隔は、塗膜が乾燥・硬化して、次の層がしっかり付く状態になるまでの時間です。
この時間は、塗料によって違います。
たとえば二液形のエポキシ系やウレタン系は硬化の進み方が違いますし、同じ塗料でも気温が低いと乾燥が遅くなります。
そのため、塗重ね間隔は「どれも同じ」ではなく、塗料ごとの規定を守ることが重要です。
内容は適当です。
塗重ね可能な上限を超えると、下層が硬くなり過ぎて次の塗料が食いつきにくくなります。
そのときは、サンドペーパーなどで面粗しして付着性を確保する方法があります。
ただし、確実に付くかは条件次第なので、付着力の確認を行う考え方は大切です。
内容は適当です。
下層の中に溶剤が残ったまま上塗りすると、あとから溶剤が抜けようとして上の塗膜を押し上げ、泡(ブリスター)や膨れが起こることがあります。
「塗装間隔が短すぎると不具合が出る」代表例です。
内容は適当です。
下層がまだ柔らかい状態で上塗りの溶剤が触れると、下層がふやける(膨潤する)ことがあります。
その結果、表面が縮んでしわが出ることがあり、これも塗り重ねを急ぎすぎたときの典型的な不具合です。
塗重ね間隔は、塗装の品質を左右する大事な条件です。
・間隔は塗料の種類や環境条件で変わるため、一律ではありません。
・短すぎると、泡・膨れやしわなどの不具合が起こりやすくなります。
・長すぎる(上限超過)場合は、面粗しなどで付着性を回復させる方法がありますが、付着力確認が必要です。
このため、「塗料の種類によらず一定の間隔」という表現は不適切となります。
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