2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度（前期）
問22 (土木（ユニットC） 問6)
問題文
砂防堰堤に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和7年度（前期） 問22（土木（ユニットC） 問6） （訂正依頼・報告はこちら）
砂防堰堤に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 砂防堰堤は、安全性等の面から強固な岩盤に施工することが望ましい。
- 水抜きは、本堰堤からの落下水の衝撃を緩和し、洗掘を防止するための構造物である。
- 水通しは、施工中の流水の切換えや堆砂後の本堰堤にかかる水圧を軽減させるために設ける。
- 前庭保護工は、堤体への土石流の直撃を防ぐために設ける。
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この過去問の解説 （3件）
01
この問題は、砂防堰堤の設置場所や、水抜き、水通し、前庭保護工といった主要な付属設備の役割について問うものです。
砂防堰堤は、上流からの土石流や流木を捕捉し、下流への影響を緩和する目的で設置されるため、その機能と各部の目的を正確に把握しておくことが重要です。
適当です。
誤りです。
設問は水抜きではなく「水叩き」の内容です。
誤りです。
設問は水通しではなく「水抜き」の内容です。
誤りです。
土石流の直撃を防ぐのは、堰堤本体の役割です。
この問題のポイントは、砂防堰堤の各付属設備の名称と役割を正確に区別しているかどうかです。
堰堤からの落水を緩和するのは「水叩き」、水圧を軽減させるのは「水抜き」、そして堰堤直前で堤体を保護するのが「前庭保護工」です。これらの名称と役割を混同しないように正確に覚えておくことが重要です。
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02
この問題では、砂防堰堤の構造や各部分の役割に関する基本的な知識が問われています。
主な内容は、堰堤を設置する場所の基本原則と、水抜き・水通し・前庭保護工といった構造物の正しい機能についてです。
これらは、砂防堰堤がその役割を正しく果たすために欠かせない知識ですので、各部の名称と役割を正確に覚えておきましょう。
適当です。
砂防堰堤は、堰堤自体の重さと土石流の衝撃力に耐えられる強固な地盤に造る必要があります。
そのため強固な岩盤施工することは、最も適切な場所となります。
誤りです。
「落下水の衝撃を緩和し、洗掘を防止する」これは水叩きの説明になります。
誤りです。
「施工中の流水の切換えや堆砂後の本堰堤にかかる水圧を軽減させる」これは水抜きの説明です。
誤りです。
土石流の直撃を受け止めるのは、堰堤本体（堤体）の役割です。
今回の問題のポイントは、「構造物の名称」と「その役割」を正しく整理することです！
・砂防堰堤の基礎 ⇒ 強固な岩盤に設置する
・水抜き ⇒ 本堰堤にかかる水圧を軽減ための穴
・水通し ⇒ 水を流すための通り道
・前庭保護工 ⇒ 落下水や土砂による下流の河床の洗掘を防ぎ、本体を保護する
それぞれの名称と役割は少し紛らわしいので、一度整理し理解を深めていきましょう✨
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03
砂防堰堤に関する問題です。
正しいです。
基礎となる地盤は、浸透水によるパイピングや越流水による洗掘、侵食等を生じさせないようにするために岩盤を基本地盤にすることが望ましいです。
間違いです。
「水抜き」は、堆砂後の水圧を低減し、堰堤の安定を保つために設けられます。洗掘を防止するのは「水叩き」といった前庭保護工の役割です。
間違いです。
「水通し」は、平常時の流水や土砂を安全に流下させるための設備です。
間違いです。
「前庭保護工」は、本堰堤から流れ落ちる水のエネルギーを弱め、洗掘を防ぐための施設（水叩き等）です。
前庭保護工、水抜き、水通しは頻出項目です。しっかり把握しておきましょう。
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