2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問23 (土木(ユニットC) 問7)
問題文
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問23(土木(ユニットC) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 排土工は、地すべり頭部の不安定な土塊を排除し、土塊の滑動力を減少させる工法であり、抑制工に分類される。
- 水路工は、地表の水を水路に集め、速やかに地すべりの地域外に排除する工法であり、抑制工に分類される。
- 排水トンネル工は、原則として安定した地盤にトンネルを設け、ここから帯水層に向けてボーリングを行い、トンネルを使って排水する工法であり、抑止工に分類される。
- アンカー工は、すべり面の下にある安定した岩盤に鋼材を定着させて引っ張り、地表と固定して地すべりを抑える工法であり、抑止工に分類される。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、地すべり防止工の代表的な工法とその分類について問うものです。
地すべり対策では、地すべり全体の滑動を抑制する「抑制工」と、地すべり土塊を直接的に固定して滑動を抑え込む「抑止工」を適切に使い分けることが重要です。
適当です。
適当です。
誤りです。
排水トンネル工は「抑制工」に分類されます。
適当です。
この問題のポイントは、「抑制工」と「抑止工」の区別を正確に理解しているかどうかです。
抑制工は、排水工や排土工のように、地すべりの発生原因や滑動力を軽減して地すべりを間接的に抑える工法です。
一方、抑止工は、アンカー工や杭工のように、地すべり土塊を直接的に固定して抑え込む工法です。
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02
この問題では、安全な斜面を維持するための地すべり防止工に関する知識が問われています。
主な内容は、排土工・水路工・排水トンネル工・アンカー工の工法の目的と、
それが「抑制工」と「抑止工」のどちらに分類されるかという点です。
それぞれの工種の目的を理解することで、「抑制工」と「抑止工」適切に使い分けることができるでしょう。
適切です。
適切です。
水路工のような、地すべりの原因を緩和する工法は「抑制工」に分類されます。
誤りです。
排水トンネル工とは、地すべりの原因となる地下水を排出するために、頑丈な地盤にトンネルを掘り地下水を排出する方法です。
地下水を排出することで、地すべりを起こす力を減少できるため、この工法は「抑制工」に分類されます。
よってこの問題は誤りとなります。
適当です。
今回の問題のポイントは、「それぞれの工法を行うことで何の対策ができるか?」を整理することです!
・滑動力を「減らす」 ⇒ 抑制工
・抵抗力を「増やす」 ⇒ 抑止工
各工法ごとに何が対策できるか?を理解することで正答率は上がるでしょう!
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03
地すべり防止工に関する問題です。
正しいです。
排土工は、地すべり頭部の不安定な土塊を排除し、土塊の滑動力を減少させる工法です。
「抑制工」に分類されます。
正しいです。
水路工は、地表水を集めて速やかに地すべり地域外に排除することで、地下への水の浸透を防ぎ、地すべりの発生を抑制する工法です。
「抑制工」に分類されます。
間違いです。
排水トンネル工は、地すべりの誘因となる地下水を排除することで滑動力を減少させる工法であり、「抑制工」に分類されます。
正しいです。
アンカー工は、安定した岩盤に鋼材を定着させて地すべり土塊を引っ張り、抵抗力を増加させて地すべりを抑える工法です。
「抑止工」に分類されます。
この2つの区別については、下記の基準で判断するとよいでしょう。
抑制工:自然条件を変化させる工法
抑止工:構造物のもつ抵抗力を付加する工法
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