2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問33 (土木(ユニットC) 問17)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問33(土木(ユニットC) 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道(在来線)の営業線内工事における工事保安体制に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 軌道作業責任者は、作業集団ごとに専任の者を常時配置しなければならない。
  • 列車見張員が見通し距離を確保できない場合は、中継見張員を配置しなければならない。
  • 工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。
  • き電停止工事を行わない場合でも、停電責任者を配置しなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、鉄道の営業線内工事において、工事の安全を確保するために配置される責任者や見張員、およびその役割について問うものです。 

 

これらの工事保安体制は、列車と作業員の安全を両立させるために不可欠であり、その配置基準を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 軌道作業責任者は、作業集団ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

適当です。

選択肢2. 列車見張員が見通し距離を確保できない場合は、中継見張員を配置しなければならない。

適当です。

選択肢3. 工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

適当です。

選択肢4. き電停止工事を行わない場合でも、停電責任者を配置しなければならない。

誤りです。

 

き電停止工事を行う場合は、停電の安全を確認し、工事範囲を管理する「停電責任者」を配置する必要があります。

まとめ

この問題のポイントは、き電停止工事の有無と、それに伴う停電責任者の配置の必要性を正確に理解しているかどうかです。

 

停電責任者は、き電を停止する工事において、その安全を確保するために配置されるものであり、き電を停止しない場合は配置不要であるという点を正確に把握しておくことが重要です。

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02

この問題は、鉄道の営業線、要は電車が実際に運行している線路の近くで行う工事において、

安全を確保するための体制(工事保安体制)についての理解を問われています。

 

選択肢1. 軌道作業責任者は、作業集団ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

適当です。

選択肢2. 列車見張員が見通し距離を確保できない場合は、中継見張員を配置しなければならない。

適当です。

選択肢3. 工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

適当です。
工事管理者は、工事の安全を確保し、円滑に進めるために、工事現場ごとに専任の者を常時配置することが定められています。

選択肢4. き電停止工事を行わない場合でも、停電責任者を配置しなければならない。

誤りです。
停電責任者は、架線への送電を止める「き電停止」という作業を行う場合に、配置される責任者です。

したがって、き電停止工事を行わないのであれば、停電責任者を配置する必要はありません

まとめ

この問題を解くためのポイントは、「どの責任者が、どのような工事や状況で必要なのか」を理解しておくことです。

・軌道作業責任者: 作業グループごとに必ず配置する。

・列車見張員: 見通しが悪い場合は、中継見張員を追加で配置する。

・工事管理者: 工事現場ごとに必ず配置する。

・停電責任者: 「き電停止工事」を行う場合のみ配置する。

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03

鉄道(在来線)の営業線内工事における工事保安体制に関する問題です。

選択肢1. 軌道作業責任者は、作業集団ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

正しいです。

作業集団ごとに専任の者を配置して、作業員への指示や施工品質の管理を行います。

選択肢2. 列車見張員が見通し距離を確保できない場合は、中継見張員を配置しなければならない。

正しいです。

見通しの悪いカーブなどで十分な見通し距離を確保できない場合、情報を中継する「中継見張員」を配置することが定められています。

選択肢3. 工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

正しいです。

選択肢4. き電停止工事を行わない場合でも、停電責任者を配置しなければならない。

間違いです。

停電責任者は、き電停止(架線への送電を停止すること)を伴う工事において、その手続きや安全管理を行うために配置される責任者です。

まとめ

鉄道(在来線)の営業線内工事における工事保安体制について、少し内容的に難しいところがあるかもしれません。

しっかりと過去問を解き、出題されるポイントを押さえておきましょう。

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