2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問38 (土木(ユニットD) 問2)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問38(土木(ユニットD) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

年少者、女性の就業に関する次の記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。
  • 親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結しなければならない。
  • 親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代って受け取ってはならない。
  • 使用者は、満18歳に満たない者に、運転中の機械の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせる業務に就かせてはならない。
  • 使用者は、満18歳以上の女性であっても、坑内で行われる業務のうち人力により行われる掘削の業務に就かせてはならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、労働基準法における年少者(未成年者)の労働契約、賃金の支払い、危険な業務への就業、および女性の坑内労働に関する規定について問うものです。 

 

これらの規定は、労働者の年齢や性別による健康上のリスクを考慮し、労働者の保護を目的としており、その内容を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結しなければならない。

誤りです。

 

労働基準法第58条第2項では、親権者や後見人が未成年者に代わって労働契約を締結してはならないと定められています。

 

労働契約は未成年者本人が自らの意思で締結する必要があります。

選択肢2. 親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代って受け取ってはならない。

適当です。

選択肢3. 使用者は、満18歳に満たない者に、運転中の機械の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせる業務に就かせてはならない。

適当です。

選択肢4. 使用者は、満18歳以上の女性であっても、坑内で行われる業務のうち人力により行われる掘削の業務に就かせてはならない。

適当です。

まとめ

この問題のポイントは、未成年者の労働契約の締結主体を正確に理解しているかどうかです。

 

労働契約は、未成年者本人が自らの意思で締結する必要があり、親権者や後見人が代行することは労働基準法で禁止されているという点を正確に把握しておくことが重要です。

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02

年少者、女性の就業に関する問題です。

選択肢1. 親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結しなければならない。

間違いです。

労働基準法第58条では、「親権者又は後見人は、未成年者に代つて労働契約を締結してはならない。」と記載されております。

選択肢2. 親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代って受け取ってはならない。

正しいです。労働基準法第59条に記載されております。

選択肢3. 使用者は、満18歳に満たない者に、運転中の機械の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせる業務に就かせてはならない。

正しいです。労働基準法第62条および年少者労働基準規則第8条に記載されております。

選択肢4. 使用者は、満18歳以上の女性であっても、坑内で行われる業務のうち人力により行われる掘削の業務に就かせてはならない。

正しいです。労働基準法第64条の2および女性労働基準規則に記載されております。

まとめ

各該当する法令を必ず確認して、押さえておきましょう。

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03

この問題は、労働基準法における未成年者の保護規定、そして満18歳に満たない者や女性を危険な業務に就かせることの制限について、正しく理解できているかを問われています。

建設現場では様々な年齢や性別の方が働くため、ルールを把握しておきましょう。
 

選択肢1. 親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結しなければならない。

誤りです。
労働基準法では、未成年者の意思を尊重し、不利な条件で働かされることを防ぐため、「親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結してはならない」と定めています。労働契約は、未成年者本人が締結しなければなりません。
 

選択肢2. 親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代って受け取ってはならない。

適当です。

選択肢3. 使用者は、満18歳に満たない者に、運転中の機械の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせる業務に就かせてはならない。

適当です。

選択肢4. 使用者は、満18歳以上の女性であっても、坑内で行われる業務のうち人力により行われる掘削の業務に就かせてはならない。

適当です。

まとめ

この問題を解くためのポイントは、労働基準法が未成年者を労働者として保護する観点から、

親権者であっても未成年者に代わって労働契約を結んだり、その賃金を受け取ったりすることは禁止していることです。

未成年者本人の意思と権利が最大限尊重されることをしっかりと覚えておきましょう。

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