2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(後期)
問72 (鋼構造物塗装 問6)
問題文
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和7年度(後期) 問72(鋼構造物塗装 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- 点検は、当該橋や部材の条件、損傷の状況等から、補修の要否や詳細調査の必要性の有無等を判定するために行う。
- 定期点検は、初回点検の結果及び防食法とその仕様あるいは架橋地点の環境等に応じて適切な部材と方法を定めて計画的に実施する。
- 塗膜劣化の点検は、橋の構造や架橋地点の環境条件等から錆の発生しやすい箇所は見落としのないように確実に実施する。
- 点検結果は、経年的推移の評価や劣化予測等のさまざまな統計的分析や予測に用いられる基礎データとしても重要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
「定期点検は、初回点検の結果及び防食法とその仕様あるいは架橋地点の環境等に応じて適切な部材と方法を定めて計画的に実施する。」という記述が適当ではありません。
定期点検で特に決めるべきなのは、どの部材を見るかよりも、まず適切な頻度(点検間隔)と点検方法です。
「部材」としてしまうと、肝心の頻度を定めるという要点が抜けてしまいます。
内容に不備はありません。
点検は、損傷の状態を把握して、補修が必要か、もっと詳しく調べる必要があるかを判断する材料にします。
実際に道路橋の点検でも、点検結果をもとに緊急対応や詳細調査の必要性を判断する流れが示されています。
この内容は適当ではありません。
定期点検は「定期」とある通り、計画的に行うために頻度(何年ごとか、どの季節に行うか等)を定めることが中心になります。
そのうえで方法を決めます。
実務のマニュアルでも、点検の種類ごとに「6か月に1回以上」「5年に1回以上」など、まず頻度を明確にして計画化しています。
この選択肢は「部材と方法」としており、定期点検の要点である頻度の設定が抜けた形になっています。
内容に不備はありません。
塗膜の劣化は、漏水や滞水、通気・排水の悪い部位など、錆が出やすい場所から目立って進みやすいです。
手引き類でも、腐食しやすい箇所を確実に点検して見落としを防ぐことが重視されています。
内容に不備はありません。
点検結果の記録は、その橋の経年変化の把握に役立つだけでなく、多数の橋のデータを集めれば、劣化の特徴分析や劣化予測などにも使われます。
実際に点検データを用いた劣化分析の研究や報告があります。
防食の点検で大事なのは、次の流れです。
・点検で状態をつかみ、補修や詳細調査が必要かを判断する材料にする
・定期点検は、計画的に回すためにまず頻度(点検間隔)と方法を決める
・塗膜劣化は錆が出やすい箇所の見落としを防ぐ
・点検記録は、将来の補修計画や劣化予測にも役立つ
この整理から、「定期点検」で本来重いはずの頻度の設定が抜けている記述が適当ではないと判断できます。
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02
鋼橋の寿命を延ばすためには、以下の3つのステップを理解しておくことが重要です。
【適当】
点検の本来の目的を述べています。
ただ見るだけでなく、「このまま放置していいのか(補修の要否)」や「もっと詳しく調べるべきか(詳細調査)」を判断するために行われます。
【不適切】
定期点検は、初回点検の結果を待ってから計画するものではなく、あらかじめ維持管理計画において、一定の周期(例:5年に1回など)で実施することが定められているものです。
初回点検の結果は「次回の点検でどこを重点的に見るか」の参考にはなりますが、定期点検そのものの実施計画の根拠ではありません。
【適当】
鋼橋には「水が溜まりやすい」「添接板の隙間」「添架物の影」など、構造的に錆びやすい場所(弱点)が存在します。
こうした箇所を重点的にチェックすることは点検の基本です。
【適当】
点検データは、その時だけの判断材料ではありません。
5年、10年とデータを蓄積することで、「この橋はこのペースで劣化する」という劣化予測が可能になり、将来の予算計画や効率的な補修計画に役立ちます。
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03
防食の点検に関する問題です。
点検の種類と項目について確認しておきましょう。
適切な選択肢です。
点検では当該橋や部材の条件、損傷の状況等から、補修の要否や詳細調査の必要性の有無等を判定します。
適切な選択肢ではありません。
定期点検では点検の頻度を定める必要があります。
適切な選択肢です。
塗膜劣化の点検は見落とさないように実施します。
適切な選択肢です。
点検結果は基礎データとして重要です。
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