2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(後期)
問99 (鋼構造物塗装 問33)
問題文
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和7年度(後期) 問99(鋼構造物塗装 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
- 塗付作業中の塗料に異常がみられる場合は、それと同一製造ロットの塗料の使用を中止して原因を究明し、塗料品質に異常がある場合はそれと同一製造ロットの塗料を使用してはならない。
- 塗料は、製造後長期間経過すると密封した缶内でも品質に変化が生じることになるので、開缶時に変状の有無を確認する。
- 固化(ゲル化)は、塗料が流動性を失ってぼてぼてした状態であり、このようになった塗料は使用できない。
- 色分れした塗料は、十分攪拌することによって一応解消するが、再分離することがあるので、品質証明書で確認し使用の可否を判定する。
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この過去問の解説 (1件)
01
「色分れした塗料は、十分攪拌すれば一応解消するが、再分離することがあるので、品質証明書で確認し使用の可否を判定する」という記述は適当ではありません。
色分れは、攪拌して均一に戻るかどうかが重要で、均一にならない場合は使用できません。
使用可否は、実際の状態(攪拌後の均一性など)で判断すべきで、品質証明書だけでは判断できません。
塗付中に「粘りが急に強い」「ダマが多い」「乾き方が明らかにおかしい」などの異常が出たときに、同じ製造ロットを使い続けると、同じ不具合が連続して発生するおそれがあります。
そのため、まず同一ロットの使用を止めて原因を調べるという対応は、品質管理として自然です。
原因が塗料側にあると分かった場合は、同一ロットを使わない判断につながります。
塗料は密封していても、長い保管で分離・沈殿・皮張り・固化(ゲル化)などが起こることがあります。
だからこそ、使う前の開缶時に、見た目や攪拌で元に戻るかなどの変状確認をするのは大切です。
固化(ゲル化)は、塗料が化学反応などで進んでしまい、流動性が失われて塗れる状態ではなくなるトラブルです。
こうなると、膜厚が均一にならず、仕上がりや性能に大きく悪影響が出ます。
メーカー資料でも、ゲル化は保管条件や長期保管などで起こり得る現象として示されており、異常品として扱うのが基本です。
不適当です。
色分れは、開缶時に顔料が分離して「まだらに見える」現象で、攪拌して均一に戻るなら使用できる場合があります。
一方で、攪拌しても均一にならない場合は、塗っても色むらが出るため使用できません。
つまり、判断材料は実物を攪拌して均一になるかどうかであり、品質証明書(製造時の品質を示す書類)だけで、保管後の変質の有無までは判断できません。
必要なら、メーカー確認や試験塗りなど、現物ベースの確認が重要です。
塗料の品質管理で押さえるポイントは次の通りです。
・使う前に、開缶時の変状確認をする(分離、沈殿、皮張り、固化など)。
・作業中に異常が出たら、同一ロットの使用を止めて原因確認をする。
・固化(ゲル化)のように塗れない状態のものは、仕上がりと性能を確保できないので避ける。
・色分れは、攪拌して均一に戻るかが判断の中心で、均一にならないなら使用できない。
「書類でOKだから使う」ではなく、缶を開けた現物の状態で判断するのが、塗装の品質を守る基本です。
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