2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(後期)
問115 (薬液注入 問2)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(後期) 問115(薬液注入 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

土の湿潤密度と乾燥密度に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 湿潤密度は、湿った状態での土の質量を土の体積で除した値である。
  • 乾燥密度は、土に含まれる空気の質量が無視できるので、土粒子の密度と同じ値となる。
  • 湿潤密度は、土の質量と体積を実測して求めることができる。
  • 乾燥密度は、湿潤密度と含水比から求めることができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

適当でないのは、「乾燥密度は、土に含まれる空気の質量が無視できるので、土粒子の密度と同じ値となる。」です。
乾燥密度は「土全体(粒子+すき間を含む体積)」で割る密度なので、土粒子だけの密度(粒子密度)とは一致しません。

選択肢1. 湿潤密度は、湿った状態での土の質量を土の体積で除した値である。

湿潤密度は、土の中に水が入ったままの状態での密度です。
つまり、(土粒子の質量+水の質量)を、土の体積(粒子とすき間を全部含む)で割ったものになります。

選択肢2. 乾燥密度は、土に含まれる空気の質量が無視できるので、土粒子の密度と同じ値となる。

この記述は不適当です。
たしかに空気の質量はとても小さいので無視できますが、乾燥密度は「空気の質量を無視する」ことよりも、体積の扱いが重要です。

 

・乾燥密度:乾いた土の質量(=土粒子の質量)÷土の体積(粒子+すき間を含む)

・土粒子の密度:土粒子の質量÷土粒子だけの体積(すき間を含まない)

 

乾燥密度は、すき間(空隙)がある分だけ分母の体積が大きくなるので、ふつう土粒子の密度より小さくなります

選択肢3. 湿潤密度は、土の質量と体積を実測して求めることができる。

湿った土の質量を量り、土の体積を測れば湿潤密度が出ます。
現場の締固め管理などでも、質量と体積をもとに密度を求める考え方を使います。

選択肢4. 乾燥密度は、湿潤密度と含水比から求めることができる。

乾燥密度は、湿潤密度から水の分を差し引くイメージで求められます。
式で表すと、乾燥密度=湿潤密度÷(1+含水比)です。
含水比が大きいほど、同じ湿潤密度でも乾燥密度は小さくなります。

まとめ

・湿潤密度は「湿った土の質量÷土の体積」です。

・乾燥密度は「乾いた土の質量(=粒子の質量)÷土の体積(すき間込み)」です。

・乾燥密度はすき間を含む体積で割るため、土粒子の密度と同じにはなりません

・乾燥密度は、湿潤密度と含水比から計算できます。

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02

この問題は、湿潤密度乾燥密度の意味を正しく理解しているかを問う基本問題です。

 

湿潤密度
→ 水を含んだそのままの土の質量を、全体積で割ったもの

乾燥密度
→ 土の中の水を除いた土粒子分の質量を、全体積で割ったもの

選択肢1. 湿潤密度は、湿った状態での土の質量を土の体積で除した値である。

【適当】

湿潤密度は、現場から採取したそのままの「湿った状態」の土の質量を、その体積で割った値です。

水も含めた「ありのままの重さ」を基準にした密度です。

選択肢2. 乾燥密度は、土に含まれる空気の質量が無視できるので、土粒子の密度と同じ値となる。

【不適当】

「乾燥密度」と「土粒子の密度」は全く別物です。

 

乾燥密度: 土の「全体積(隙間を含む)」の中に、どれだけ土粒子が詰まっているかを示す値です。

土粒子の密度: 隙間を一切除いた「土の粒そのもの」の密度です。

 

乾燥した土でも中には「空気(隙間)」が存在するため、乾燥密度が土粒子の密度と同じになることはありません(必ず 乾燥密度 < 土粒子の密度 となります)。

選択肢3. 湿潤密度は、土の質量と体積を実測して求めることができる。

【適当】

現場では、砂置換法現場密度試験機を用いて、土の質量と体積を直接測ることで湿潤密度を求めます。

これが締め固め管理の第一歩となります。

選択肢4. 乾燥密度は、湿潤密度と含水比から求めることができる。

【適当】

「乾燥密度」は、現場で測った「湿潤密度」と「含水比」を使って、計算で導き出すのが一般的です。

まとめ

密度の違いを整理

試験で混乱しないよう、3つの「密度」の違いを整理しておきましょう。

名称対象とする質量対象とする体積特徴
湿潤密度 土粒子 + 水粒子 + 水 + 空気現場で直接測る密度。
乾燥密度土粒子のみ粒子 + 水 + 空気締め固め判定に使う最も重要な値。
土粒子の密度 土粒子のみ土粒子のみ隙間を無視した「粒」自体の密度。

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03

土の密度に関する問題です。

それぞれの密度をきちんと判別できるようにしましょう。

選択肢1. 湿潤密度は、湿った状態での土の質量を土の体積で除した値である。

適当な選択肢です。

 

湿潤密度は(土の全質量)/(土の全体積)であらわされます。

選択肢2. 乾燥密度は、土に含まれる空気の質量が無視できるので、土粒子の密度と同じ値となる。

適当な選択肢ではありません。

 

乾燥密度は(土粒子の質量)/(土の全体積)で、

土粒子の密度は(土粒子の質量)/(土粒子の体積)です。

分母が違うので必ずしも密度が同じ値になるとは限りません。

選択肢3. 湿潤密度は、土の質量と体積を実測して求めることができる。

適当な選択肢です。

 

湿潤密度は(土の全質量)/(土の全体積)で表されます。

質量と体積が分かれば求めることは可能です。

選択肢4. 乾燥密度は、湿潤密度と含水比から求めることができる。

適当な選択肢です。

 

含水比は(水と空気部分のうちの水の質量)/(土粒子の質量)で表されます。

乾燥密度=湿潤密度/(1+含水比)で求めることができます。

まとめ

乾燥密度、湿潤密度、含水比、土粒子の密度など、

密度に関する指標はきちんと押さえておきましょう。

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