2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(後期)
問122 (薬液注入 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(後期) 問122(薬液注入 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

薬液注入における注入量の算定に用いる標準的な注入率に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ダブルパッカー工法における砂質土の標準的な注入率は、40%以上である。
  • ダブルパッカー工法における粘性土と砂質土の互層の標準的な注入率は、30%以上である。
  • 二重管ストレーナー工法における砂質土の標準的な注入率は、45%以上である。
  • 二重管ストレーナー工法における粘性土の標準的な注入率は、30%以上である。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、工法別・土質別の標準的な注入率を正しく覚えているかを問うものです。
押さえるべき標準値は次のとおりです。

 

ダブルパッカー工法・砂質土40%以上

ダブルパッカー工法・粘性土と砂質土の互層30%以上

二重管ストレーナー工法・砂質土35%以上

二重管ストレーナー工法・粘性土30%以上

選択肢1. ダブルパッカー工法における砂質土の標準的な注入率は、40%以上である。

【適当】

ダブルパッカー工法は、削孔管の外側にパッカーを配置して確実に区間を区切って注入する精度の高い工法です。

砂質土における標準注入率は 40%以上とされており、地盤の空隙を十分に充填することを前提としています。

選択肢2. ダブルパッカー工法における粘性土と砂質土の互層の標準的な注入率は、30%以上である。

【適当】

砂質土と粘性土が混在する互層地盤では、その中間にあたる30%以上が標準的な値として採用されます。

選択肢3. 二重管ストレーナー工法における砂質土の標準的な注入率は、45%以上である。

【不適当】

二重管ストレーナー工法(瞬結・緩結の2液を先端で混合するタイプ)における標準的な注入率は、45%以上ではなく35%以上 です。

選択肢4. 二重管ストレーナー工法における粘性土の標準的な注入率は、30%以上である。

【適当】

二重管ストレーナー工法における粘性土の標準注入率は30%以上とされており、設問の表現は標準的な範囲内に収まります。

参考になった数6

02

この問題は、薬液注入工法における設計注入量を算定する際の「工法別・土質別の標準的な注入率(基準値)」についての知識を問う内容です。

選択肢1. ダブルパッカー工法における砂質土の標準的な注入率は、40%以上である。

適当です。 

ダブルパッカー工法は、注入管の外側に配置したパッカーによって細かく区間を区切り、高い圧力で確実に薬液を行き渡らせる精度の高い工法です。

砂の隙間(空隙)を確実に充填して強度の高い改良体をつくるため、標準的な注入率は40%以上と設定されています。

選択肢2. ダブルパッカー工法における粘性土と砂質土の互層の標準的な注入率は、30%以上である。

適当です。 

薬液が染み込みやすい砂質土と、染み込みにくい粘性土が混在する地盤では、全体のバランスを考慮して標準的な注入率は30%以上と定められています。

選択肢3. 二重管ストレーナー工法における砂質土の標準的な注入率は、45%以上である。

間違っています。

二重管ストレーナー工法において、砂質土の標準的な注入率は35%以上と定められています。

記述の「45%以上」という数値は基準よりも大きすぎるため、不適当です。

選択肢4. 二重管ストレーナー工法における粘性土の標準的な注入率は、30%以上である。

適当です。

粒子が細かく締め固まった粘性土は、砂質土に比べて薬液が浸透しにくいため、注入率の最低ラインは低めの30%以上が標準的な値として採用されています。

まとめ

このややこしい4つの数字は、「粘性土が絡むと一律で30%以上」と、まずは低い数字からハメていくと整理しやすいです。

ダブルパッカーも、二重管ストレーナーの「粘性土」も、どちらも30%以上になります。

 残るは「砂質土」の比較ですが、よりガチガチに区画を区切って高圧で攻めるダブルパッカーの方が『40%以上』と数字が大きくなり、二重管ストレーナーは『35%以上』になります。

粘性土はどちらも30、砂はダブルパッカーが40で二重管が35」という関係性で覚えましょう。

参考になった数0