2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(後期)
問127 (薬液注入 問14)
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和7年度(後期) 問127(薬液注入 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
- 透水係数が大きな地盤ほど、注入圧力が大きくなる傾向がある。
- 施工数量が少ない工事では、注入圧力による品質の管理は実質的に困難である。
- 注入圧力が極端に高い場合の原因としては、注入速度が速く、ゲル化時間が短すぎる等の注入仕様の問題が考えられる。
- 注入圧力が極端に低い場合の原因としては、設計時に想定した地盤と実地盤の相違、注入材の配合・品質、注入材の逸走等が考えられる。
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この過去問の解説 (2件)
01
薬液注入工法における「注入圧力」は、薬液が地盤内に適切に浸透しているか、あるいは周辺地盤や構造物に悪影響を及ぼしていないかを判断するための極めて重要な管理指標です。
圧力の挙動を監視することで、目に見えない地中の状況を推測することができます。
間違っています。
透水係数が「大きい」ということは、水や薬液が通りやすい(隙間が大きい)地盤であることを意味します。
そのため、薬液を注入する際の抵抗が少なくなり、注入圧力は小さくなる傾向があります。
適当です。
注入圧力の管理には、その現場特有の地盤応答(圧力の推移)のデータ蓄積が必要です。
施工規模が極端に小さくデータが不十分な場合、統計的な傾向を把握して品質管理の基準値(限界圧力など)を設定することが難しくなります。
適当です。
単位時間あたりに送る量が多すぎたり、地盤に広がる前に固まってしまう設定にしていると、注入管付近の目詰まりや抵抗増大を招き、圧力が異常に上昇します。
適当です。
予定よりも地盤がスカスカであったり、配合ミスで粘性が足りなかったり、あるいは地下水流によって薬液が遠くへ流されてしまっている場合、抵抗がなくなるため圧力は低くなります。
「透水係数」と「圧力」の関係は、試験でも実務でも非常に重要です。
「通りやすい道(高い透水性)は、スイスイ通れるので力(圧力)がいらない」というイメージを持つと間違いを防げます。
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02
この問題は、薬液注入工法における注入圧力と、地盤の透水係数との関係や圧力の大小との因果関係などについての知識を問うものです。
不適当であり、正解です。
「注入圧力が大きくなる」という部分が誤りです。
透水係数が大きいということは、水が浸透しやすい地盤ということになります。
注入する薬液についても少ない圧力で浸透していきます。
透水係数が小さい、締まった地盤だと薬液を押し込むために強い圧力が必要になります。
適当です。
薬液注入における圧力管理の基準値を決めるには、初期の試験施工などのデータを蓄積し、その地盤の反応の調査を行い、それに基づき決定します。
そのため、小規模であれば、データを集めて適切に管理する基準値を決定する時間を設けることができないため、圧力のみによる厳密な品質管理を行うことは非常に困難になります。
適当です。
注入圧力が異常に上昇するときは、薬液がスムーズに流れていない原因があることになります。
注入速度が速すぎると管路や地盤の抵抗が増します。
また、ゲル化時間が短すぎると浸透する前に菅の付近で固まり通り道を塞いでしまいます。
適当です。
注入圧力が異常に低い場合は、抵抗が全くない(薬液がスルスル流れている)状態にあると言えます。
想定していた地盤より緩い(透水係数が大きい)場合や、薬液の配合ミス等により粘性が低すぎる(サラサラになっている)場合、近くの水脈など予期せぬ空間に流れていってしまっている場合などが考えられます。
この問題は、薬液を注入する場合の圧力と注入先の状況を、注射器などに例えて考えるとイメージしやすいと思います。
流れやすい地盤ほど圧力は小さく、流れにくい地盤では大きな圧力が必要になることは感覚的にわかると思いますので、透水係数や圧力の挙動の要因を理解しましょう。
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